発散部屋87 |
ここのところ わりとかなりの税金が
上がりまくりだからね 厳しい
ちょっと お客様が相続税のことで
頭を痛めてるから わかるところまで
今年から相続税の 基礎控除額が
変わったからね
今までは相続税なんか 関係ないよと
言っている人たちも関係なくなる場合も
出てくるかも
去年までは総資産の控除額は
5000万までは非課税
プラス 相続する人数×1000万まで
非課税
相続する人が3人として資産価値全てで
1億円としたら8000万まで非課税
残り2000万に対してだった
今年から控除額は3000万まで
プラス 相続人×600万になった
去年なら払わなくてすんでいた人が
今年からは払う羽目になる人も出てくる
財産はあればあるほど良いだろうと
思いがちだけど故人が所有している
資産によっては泣きを見る
場合もあるから
相続貧乏です
改正前なら基礎控除が8000万円
あったものが今年から4800万円
しかないんだから厳しいのがわかると思う
今からみんながどんどん貧乏になるかも
しれないから払う人は少なくなるかも
しれないけどその少ない金額であっても
人は揉めるんだねぇ
でも一度成立した「遺産分割」は
余程のことでもないかぎり覆せない
親が片方存命の場合 配偶者と
子供たちの税率は違う
親の方は配偶者控除が適応されるから
かなりのリッチ層でないかぎりゼロ
というのもありえる
今も1億円までなら税率30パーセント
は変わりない
超富裕層は最高税率の55パーセント
が適応される
ま、庶民には関係はないけど
相続税は法的には10ヶ月以内
一括払いで現金のみ
貰うものは貰いたいのが相続人の
心情だから早めに手を打った
ほうが良いだろうね
今後相続するであろう人は
少しくらいは予備知識を持っていたほうが
良いかもしれない
当然相続する金額が大きいほど
税金も大きくなる
泣いているのは一時
即 面倒くさい手続きに
故人が財産目録あたりと遺言書を
ちゃんと作成してくれてた
場合は何とかなりやすい
なければ重要な書類を入れて
いそうな場所を探して固定資産税の
納付書を全て探す
重要書類は金庫かもしれない
見つからなかったら市町村の役場や
市役所で「名寄帳」を手に入れる
自分が相続人であるとわかるものは
最初から持参していく
謄本や免許証や印鑑あたりは必須
遺言書も弁護士なら信用度は高い
公正証書も勿論 信用度は高い
認知でも入っている場合に
作成したものは 少しもめるかも
財産目録
★ 預貯金
★ 動産、不動産
★ 有価証券
★ 宝飾品、高価な絵画 、
資産価値のある骨董品etc
あと困るのが借金 他人の保証人とかね
全てわかれば問題はないんだけど
いくら面倒くさくても借金の保証人あたりは
故人が甲斐性を持っていて
身内に内緒でなっている場合もある
謄本を調べていくうちに
昔なら愛人がいて子供さんが
いるのも発覚して修羅場になる
場合もわりとあったというから
バブリーな時代があったからね
相続放棄は3ヶ月を過ぎると
借金の方が上回るとわかっても
放棄できないから気をつけておこう
以前TVでやってたけど高利の
金融業者が3ヶ月を過ぎて
取立てにきた場面があった
勿論わざと3ヶ月過ぎるまで待つんだろうね
向こうさんも踏み倒されると困るから
放棄はさせないように
借金が発覚して借金が多いと
読めた場合は勿論
財産放棄するほうが賢明なのは確か
どうしてもわからない場合
「個人情報信用機関」がある
このへんなら高松にある
事情を言って「証明書」を
発行してもらう
勿論郵送も可能
全てがわかる
多分遡って5年以前のものは
抹消されてる筈
それ以降から最新までの情報です
カード会社がよく開示してくれと
お願いする機関ですが
今はカード破産が多いからね
以前カード会社と提携している時に
ずらりと並んだカードの
番号の書類が毎月送付されてきていた
勿論ブラックリストの番号です
一見様が買いに来る店はわりと
ヒットする
その種の機器あたりで
通せばわかるから
ま、お年寄りならカードあたりで
買い物はまずしないからそのへんは
大丈夫だろうと読める
その人の普段の素行を考えて
必要ならということです
難しい相続人が一人でもいると
家庭裁判所で調停になる場合も
あるというから
この辺で人間性を観るかもしれないね
直系の相続人が亡くなっていたら
その子供(孫)まで
追うからね ややこしいよね
相続人の誰かが故人と同居していて
その後もそこに住む場合は
他の相続人がその家の資産価値を
前に出し 預貯金あたりを
放棄してくれと言い出すかもしれない
そのくらいですめばいいんだけど
預貯金が少なくて
家の評価格との差が大きいと
むずかしい
不動産はその年の路線価格で
評価し時価ではない
評価する人が多いとわりと一致する
ことは少ない
全員が納得するのに時間がかかりすぎて
年をまたいでも前年の死亡時の価格
故人の資産が不動産ばかりが多くて
預貯金が少ないともめ易い
人数分で家を切り売りなんて
できないからね
その価格も含んでの相続だから
足りない分現金で
欲しいと言われる場合もある
これは即金で支払いができない場合は
その法定相続額分に達するまで
分割で支払うことになるとある
相続人自身が代償額を用意
できない場合は
貰えるばかりと思っていても
そうでない場合もあるんだね
あと住んでいこうとする家を
相続するのが読めているのなら
親に頼んで生命保険の受取人を
その相続人に書き換えてもらう
方法もある
たまには近くにいる相続人同士で
そんな話をする機会を
設けて話をしておくのも
いいかもしれないね
仲の良かった兄弟であっても
そこらあたりから
他人になるよりはましだろうから
不動産が他にある場合も
相続させるために同じ金額の
物件を所有することは
まずないだろうしね
その価値の差額があまりにも
大きいと ここでも又もめる
それを相続して今から固定資産税が
いるのに差額分を支払いするのも
厳しいからね
逆に同居人は今まで親を看てきて
大変だったんだから
その分を多めに欲しいとか
普段から仲のいい相続人同士なら
いいんだけどね
バックにいる旦那や嫁がいらない知恵を
つけるし お金が絡むと良い人が
良い人でなくなる場合もある
でも葬儀をしきり 後に墓守する人には
優遇しておいてもらいところでは
あるんだけど
49日あたりは葬儀と一緒にする場合が
多いけど初盆や一周忌や三回忌や
するところは
わりと長い間するから
案内状送付とか まかないとか
かなり大変です
でも人はわりと目先のことを
最優先するからね
預貯金がほぼなくて不動産が
多いとヤバイ
売れる不動産なら良いんだけど
今からは他人が欲しがる場所でないと
売りにくい
以前にも少し触れているけど
相続した人間が手出しのいる
負の財産になりやすい
相続して相続税が持ち金で一括で
払えなくて借金をする羽目に
なることも現実にあるから
笑えない話になる
親と同居してなくて親が住んで
いた家を相続すると以前
書いたことが起きる
家は人が住まなくなると荒れるからね
なかなか管理しに出向きにくい
そのままにしていた人たちが
今あわてている
専門の業者はいるだろうけど
お金もかかるしね
変な話 葬儀代もわりといる
自分たちで支払うつもりがないのなら
病名によっては銀行で早めに下ろして
手元に置いておくほうがいいかもしれない
亡くなったとわかると 即
凍結されるからあわてる
ま、相続人全てが何回寄り合って
丸く収められるかが問題になるんだけど
同じ地区で暮らしている場合なら
いいけどあっちこっちにいる場合は
仕事でもしていたら休暇をとらなくては
いけないからね
何回目かで丸くおさまると
「遺産分割協議書」を作成
相続人の署名捺印のあるやつです
それから法務局
「登記事項証明書」を発行してもらう
次に市役所
「固定資産評価証明書」を発行してもらう
そして銀行
「預金残高証明書」を発行してもらう
あれば証券会社
「評価証明書」です
自分たちでできるところまでしておいて
プロにお願いするほうが
かなりお金はかかるけど
楽かもしれない
相続人が一人ならね
毎年110万づつ貰うのもあり
親がそれをしてくれるのであればね
ある意味 故人に財産が無い方が
幸せかもしれないね
無いとわかれば自分たちで自立できる
元々自分が汗水垂らして稼いだ
お金や物ではないんだから
少しでも頂けたらありがたいかな
くらいの気持ちでいてもいいと思う
仲の良かった兄弟の絆を無くしてまで
取り合いするものではないと思うよ
今世だけでしか意味を
なさない代物だからね
2015年 5月31日 次ページへ