多頭飼い

みなしごにバック






2016年 5月26日

昨日のクローズアップ現代

「空前の猫ブームの陰で失われる小さな命」

この間 実はネットで見てたんだけどね

引き取り屋の実態を 画像付きで




栃木県の引き取り屋170匹だったか?

オーナー 中年男性

暗い部屋の中 広さはある

中はケージだらけ

ケージに敷物はなし 汚物はケージの中に

そのまま  団子状で放置



犬や猫の状態は非常に悪い

毛はボサボサ ある猫は耳ダニで掻き毟り

穴が開いたまま放置されていた

水入れはある 各ケージに

ケージは見事に錆びまくり

これを飼養放置と言わなくて何という





飼養?してる男性

即 殺される命を死ぬまでここで

飼ってやってるんだ

止めたくてもショップが止めないでくれと

言うから と

悪びれた様子はない

あればこんな引き取り屋なんて

ビジネスしないだろうし

うま味もあるんだろう









思わず目を背けたくなるような映像

でも背けてはいけない

やっと影の部分をメディアで放映し始めたんだから

以前 山に大量に遺棄された犬達

そのままの状態で放映された 息をのむ

虐待もあり  想像を絶する

観るに堪えない画像だらけ






ペットとして飼われたら食事の心配も

病気の心配もなく寝るところの心配もなく

可愛がられる



この差は何なんだろうね

動物は飼い主を選べない

選んでもらうだけ

辛い思いをして死ぬ為に生まれてきた様な

行政が怠慢だから

今までこの国は見て見ぬふりしてきてる






勿論 2013年の動物愛護法の改正で

行政が引き取らなくなったから 

こんなビジネスが暗躍する訳だ

ショップとは持ちつ持たれつの関係

生き物ではない 物扱い

いやお金が飛び交う世界

1匹いくらとして




この人達のこれから先の人生が

読めるような






別にボランティアのご夫婦が殺処分される犬を

センターから全頭引き出して

飼われていた映像もあった

60頭くらいだったか いるんだね

こんな人達も 若いご夫婦だったけど




病院代 月約100万円

散歩もちゃんとリードを腰に巻き付けて

男性2人でさせていた

快適な環境で住まわせていた

かなりの境涯だよね





でも お金がついていかなくなると厳しいからね

そうしたい気持ちがあっても自分を

抑える勇気もいるしね

余裕がない きりがないと思えば





ある意味拾って保護したほうが楽

その時はね 自分が幸せになれるから

あぁこの子の命を救えた

拾わなければ あの子どうしてるんだろうと

ず〜〜っと気にしなくてはいけないし

悶々とするしね

みんな同じところで悩む筈なんだ






したいというのと できるというのは違う

だから管理人はできたら見たくないのが本音

捨て犬 特に捨て猫は 

心を鬼にするようにしてる

だからなるべく歩くこともしない

歩くと車と違って目につくから

いそうなところも勿論行かない




2015年の猫の殺処分ワーストランキング


1位 大阪府:5065匹

2位 兵庫県:4931匹

3位 福岡県:4227匹

4位 長崎県:4213匹

5位 広島県:3814匹

6位 愛媛県:3715匹


47位 福井県:462匹



これでも減っているという




人間世界でも光と影はある

みんな影は見ないように見ないように

するからね

関わるとストレスになるから






今 多頭飼いで頭を悩ませている人が増えてる

彼女もその一人

北九州で  150平方メートルで180匹の猫を

ほぼ金網の中で飼ってる女性がいる 

一部は部屋に放してるとあったけど

「猫舎の迷宮」と  有名なお方らしい



71歳の女性 大きな飲食店と

サービス業のお店とで3店舗経営してた人

私財を投入してビルの中に施設を作り

保護し始めたという





この不景気で厳しくなり従業員をかなり解雇

残った2人の従業員と本人とで飼養  が

お手上げに近くなった状態

サービス業でここまで成功したという事は

人対人との関係性は良かったということだろう

不景気の波に勝てなかったということだ





ビルの屋根裏と2階部分の一部で飼養

不妊オペが厳しくなって増えたとあった

ワクチンも一切してない状態

月に1度ボラさん達が見かねてお掃除に来るという







外光は全くあたらない

LED電球

猫は自由が欲しい生き物だからね

1つの金網張りの中に10匹くらいづつ

入れているという



逃げ出して虐待にあったり外で牽かれたら

可哀想という理由で

ケージではないからね

オーダーの金網だろうね

かなり歪んだ愛情  虐待だと思う







絶対に死ぬ以外は手離さないというから

完全にホーディング状態

強迫性貯蔵症(ホーディング)

これは重度だけどね

里親を見つけるなんてことも しなかったんだろう




彼女もこうなるとは予測もしてなかったと思う

商売も繁盛して今後もいくらでも

飼ってやることができると

人ってわりとこれから先もず〜っと今の生活が続くと

思いやすい  最悪を考える事をしないんだね

なってから慌てる





いくら好きでもこれはね 普通ではないよ

心が病んでるから動物にしがみつくとある

主に幼少期の環境と家族との関係に

問題がある場合が多いという

周りがこれを理解し本人に

悟らせることも大事だったと思う







茨城県は10匹以上飼うと県に届け出を出し

獣医師や職員が訪問して指導にあたるとある

この県はボーダーラインは9匹

早め早めに崩壊しないうちに手を打つんだね





保護しだすと歯止めがきかない

こういう人は特に

この子たちは私が拾って幸せに

しなければと大真面目に思うとあるから

虐待だなんて全く思ってもないだろうね



多分自分では猫が大好きで優しい人間だと

思っておられる可能性は大






辛いからといっても自分の環境や経済状況を

考えてただの1匹ですら飼えない人だっている

我慢することを知っている人は

自分をよくわかっていて猫を不幸にすると

思えば普通は飼わない 拾わない





これだけ増やすのは甘えと弱さと寂しさだろう

わ 180匹 凄い 私はまだまだ大丈夫

と思った人あたりは気をつけないといけない

ン十匹になってる段階でりっぱなホーダーです

認めたくはないだろうけど







今からは 多頭飼いをするなら

お金に永続的に困らない境涯か

今後も飼養するための資金を間違いなく

集められる組織力を持っている

行き詰まりのない人でないと

厳しくなると思ってる







今増やし過ぎて寝つきの悪い人も

いるだろう

歳を重ねるごとに匹数は減らしとく方が

良いだろうね

個人が飼う場合はね





これはこの国だけの問題ではないんだ

今偉いお国では300万人が治療を受けてる








強迫性障害だから 精神的な苦痛を伴い

著しく日々の生活に支障をきたし

いずれ破たんする場合が多い

でも止められない

動物大好きでも

全員が全員なる訳ではないけど






男性の汚部屋は当たり前に多い

今 女性の汚部屋が何故か増えてる








ゴミ屋敷になる人と多頭飼いする人と

心理状態はかなり近いとあるんだ

抱えこむものが違うだけで

ゴミに見えるものでも本人には宝物だから

囲まれて暮らしていると安心 安全という

心理状態





集めるという行為にも意味がある

物のコレクターだから常に気にして物色する

拾うのはチャンスと捉えてるとあるから

大事だから勿論 捨てられない

ゴミは宝物だから人に迷惑をかけるという

心理も欠落する






常に不安で安定した心理状態では

ないんだけど

どうにもならないんだろうね




物が増え生活できる範囲が

狭くなっても気にしない

それでも拾う







捨てようよとその人の事を思って助言しても

まず受け入れられないだろうね

周りも最初は構っても最後には諦める

この人の人生だと

とても共有 受容できるものではないから




以前どこかの頁でゴミ屋敷になる人の

心理状態を書いてる

自己肯定が非常に強い

自分のしていることを非難されたくない

自己嫌悪に陥ることもない

心の闇が深すぎると特にね





その悩みを人に相談するならまだ何とかはなる

本人が何とかしたいと思ってるってことだから

でも こういうタイプはまず しない






中高年や熟年がこれになると厳しい

自分が出来上がっている年代だから





残念な事に こういうタイプは

わりと人の言う事を聞き入れないから

周りから自己中心的だととられやすい

基本的には気は弱いんだろうと思ってるんだけど

こうなると友だちも減る

友達も永遠には受容できないからね





変わろうとする兆しが見えなければ

わりと 孤立しやすい

ゴミだらけの家に行きたい人もいないだろう







心理カウンセラーと薬物療法がメインだけど

残念だけどまだ確立されてないから




ここらは時世も大いに影響してるだろうと思ってる

不安感がなければ こうはならないだろうし

鬱病になるのも似た感じだろう

不安というストレスは大きいからね






でもゴミではないからね 猫は

捨ててかたずけて綺麗になったね

というものでは ないから



他人様にまで迷惑が及ばない間は

全然問題はないよ

でも及ばない間に気がつけないと

先で厳しくなりやすい







気持ちはわかるんだけどね 

でもある意味この飼い方は虐待に近いから

広い部屋で放して飼ってるんじゃないし

不妊しないと増えることは当たり前

どんどん保護したら増える事も当たり前すぎる

先を常に読まないと

最後は自分が泣く羽目になるから








この女性が猫の飼育を始めたのが20年前

きっかけは路上で命を落とす野良猫に

心を痛めたこと

多頭飼いするきっかけはこの辺だろう

最初は軽い気持ち  財力もあるから

それはそれで尊いことではあるんだけどね

動物に対する気持ちが強すぎる

でも今の現状はネグレストにも近い





今 行政が動いてる

行政が全部引き取って180匹の里親を

探すとは思えないんだけどね

この方ご高齢だから

人生最終最後で自分の蒔いた種を

後悔されるんだろう


辛い結末にならなければ良いんだけど





むずかしいんだよ この問題は

執着が強いと 個人の所有物だからね猫も

これだけの匹数 個人レベルで何とか

できる範囲を超えてる

普通の感覚ならここまで増やさないから




管理責任能力の欠落

猫の匹数が増えるなら管理する人間の数も

増えていかないとむずかしいんだから





好きと言うだけ  可哀想だけでは

多頭飼いはできにくい

口がついているからね  病気もするし

今からは先に何が起きるかわからないし

年齢とも相談しなくてはいけないし


甲斐性が無くなったと悟ってからでは遅い





お一人様あたりで2桁以上の猫や犬を

飼われているお方は

必ずと言っていいほどペットは

裏切らないからと溺愛する人が多いからね

意のままになるからね ペットは





新鮮な水も上質な食事もトイレ砂も常に清潔で

ペットが快適に過ごせる環境が

維持できてる場合は問題ない





今 問題なのはネグレスト

諸事情で不安になり飼養放棄する

これが増えている

こうなると悲惨だから





癒されるからね〜ペットって

管理人も猫のいない生活は考えられない

旦那には目を三角にしてもペットには細める





よく気持ちはわかる

アニマル ホーダーと言われようが

何と言われようが無理なものは無理だから

わりと どうにもならないところまで行ってしまう

特に冬の寒い時に見つけたら厳しいから

嫌いになれたら どれだけ楽だろうかね








管理人も旦那が増やす事を反対しなければ

ホーダーになる素質はあると思ってる

でも まず自分の年齢や甲斐性を考えるからね

自分のものは我慢しても猫にかかる

経費は惜しまないだろう 猫好きは







本物の猫好きは

ペットショップの血統書付きとかいう

類の動物をまず飼わない

外を放浪してまず飼われていないというのが

わかり痩せてボロボロの子を見ると

心が締め付けられる

葛藤に負けたら終わり

次の瞬間は保護を考えるだろうね



 





常に財力があれば問題ない

自分が世話をできなければ他人に委託もできるし

今やペットに財産を残せる時代だから

委任する人間を選び弁護士がチェックする

以前から外国ではあった



この国も今はありになってる

先を読んで生きてる人ばかりではないから

何とかなるだろうと考える人もいると思う






本人は意外と先も周りも見えなくなりやすい

大好きすぎるとね

周りが常に助言してないと厳しいと思う

中々聞いてくれないだろうけどね







180匹もいれば どうにもならなくなれば

行政が動くのは当然だろう

物事には分別 節度というものがある

常識豊かな大人なら考えるのが

普通だと思うけどね


飼養している数は自己責任の重さだから





彼女がもう少し思慮深かったら

晩節を汚す生き方はしていないだろうにね




人様に迷惑をかけないといけない時点で

辛い思いをする


彼女よりも猫達が可哀想すぎるよ





本当は行政がこんな人達が辛い思いを

しなくてすむように手を打ってくれれば

生かすためにお金を使える政策を打ち出すとかね

諸外国に比べ犬 猫に対する法制度は

まだまだこの国は納得できるものではないから






もっとペットショップやブリーダーを

厳しく管理して欲しいと思ってる

飼おうとする飼い主のモラルの

レベルアップも含めて 諸外国のように



売れるか売れないかわからない子たちを

店頭に置くのでなく

欲しいという客に予約してもらい

待ってもらってその匹数だけしか

なるべく産ませないようにする

客の無駄な要望には応えない





ペットショップを失くすというのではなく

現物を置かずにビジネスをするやり方

大きいスクリーンやパソコンで画像を観せて

選ぶようにすれば売れ残って辛い思いをする犬猫も

減ることだろう

ま、ブリーダーは泣くかもしれないけど

法律で決めてしまえば できるよ



できなくはない する気がないだけだと

思うけどね




2016年 5月 27日



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